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- 2026.01.03
- ダイエット,トレーニング,食事管理
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食事を整えるとは、食事を制限することではない
──なぜ「食事管理だけのダイエット」は失敗し続けるのか
頑張っているのに、なぜかうまくいかない理由
「食事は気をつけているんです」「甘いものも減らしました」「カロリーも計算しています」それでも痩せない。あるいは、一度は痩せたけれど、気づけば戻っている。Sun UPに来られる多くの方が、同じ言葉を口にされます。そして多くの場合、その人たちは努力していないどころか、努力しすぎています。
問題は「やる気」でも「意志の弱さ」でもありません。問題は、食事の捉え方そのものにあります。
食事を整える=食事を制限すること、ではない
まず、はっきりさせておきたいことがあります。食事を整えることと、食事を制限することは別物です。ダイエットの話になると、いつの間にか「何を減らすか」「どれだけ我慢するか」が主役になってしまいます。
・糖質を減らす
・脂質を避ける
・カロリーを抑える。
確かに、これらは短期的な体重減少には有効です。ここは否定しません。実際、数週間〜数ヶ月というスパンで見れば体重は落ちます。しかし問題は、その先です。
カロリー制限は「続かない」ことが分かっている
栄養学・肥満研究の分野では、すでに共通認識になっていることがあります。それは、
「カロリー制限単独のダイエットは、長期的に維持しにくい」という事実です。複数の系統的レビュー(システマティックレビュー)でも、極端な食事制限は代謝の低下を招き、ホルモンバランスを乱し、結果としてリバウンド率を高めるという結論は一貫しています。つまり、「制限すれば痩せる」=「最適なダイエット」ではない。これは、もはや感覚論ではなく科学的合意に近い状態です。
それでも「食事を減らせ」と言われ続ける理由
それでも世の中では、今もなお「食事が8割」「まずは食事制限」と言われ続けています。なぜでしょうか。理由はシンプルです。短期的には結果が出やすいから。
体重という「分かりやすい数字」が一番早く動くのが、食事制限だからです。でも、数字が動いた=成功とは限りません。むしろ、その成功体験が次の失敗を作るケースの方が多い。
食事が乱れる本当の原因は、食事以外にある
ここで視点を変えてみましょう。そもそも、人はなぜ食べ過ぎてしまうのか。なぜ甘いものがやめられないのか。なぜ夜になると欲求が暴走するのか。
これを「意志が弱いから」で片づけてしまうのは、あまりにも雑です。実際には、食欲はかなり生理学的に支配されています。
睡眠不足が食欲を壊す仕組み
睡眠と食欲の関係は、かなり強いエビデンスがあります。睡眠不足になると、体内では次のことが起こります。
・グレリン(食欲増進ホルモン)が増える ・レプチン(満腹ホルモン)が減る結果どうなるか。「お腹が空いていなくても食べたくなる」「高脂質・高糖質を欲しやすくなる」これは意志の問題ではありません。ホルモンの問題です。どれだけ気合を入れても、睡眠不足の状態では食欲をコントロールすること自体が難しくなる。
運動不足も、食欲を狂わせる
運動も同じです。適度な運動は、
・血糖の安定・食欲ホルモンの調整・ストレス耐性の向上
に関与しています。逆に言えば、運動不足の状態では「食べすぎやすい身体」「欲求が強く出やすい身体」が、生理学的に作られます。
この状態で「食事を我慢しましょう」と言われても、うまくいかないのは当然です。
食事管理“だけ”では、根本解決にならない理由
ここで重要なのは、食事が大事ではない、という話ではないということです。問題は、食事管理“だけ”に頼ることです。
多くの研究で一致しているのは、
運動・睡眠・生活リズムが整っていない状態では食事管理のみのダイエットは長期的な成功率が低い
という点です。だからSun UPでは、食事の話だけを切り取って指導することはありません。
Sun UPが「まず生活習慣」から見る理由
Sun UPに来られた方には、最初にこんなことを聞きます。
・睡眠時間・起床と就寝のリズム・日中の活動量・仕事中の姿勢・疲れが出るタイミングなど一見、ダイエットと関係なさそうな質問です。でも、ここに食事が乱れる原因の多くが隠れています。
姿勢は「身体へのストレス」を静かに増やす
姿勢が崩れると、呼吸が浅くなる、自律神経が乱れる、常に軽い緊張状態になる。この状態が続くと、身体は慢性的なストレス下に置かれます。するとどうなるか。
疲れが抜けない、甘いものが欲しくなる、夜に食欲が爆発するなどが発生。つまり、姿勢の乱れ → ストレス増加 → 食欲の乱れという流れができあがります。
ここを無視して食事だけ整えようとしても、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなものです。
「整える」とは、我慢を減らすこと
Sun UPが考える「食事を整える」とは、我慢を増やすこと、制限を厳しくすることではありません。我慢しなくても崩れにくい状態を作ることです。
そのために必要なのが、
・生活リズム・睡眠・運動・姿勢・身体の使い方
これらを含めた身体全体の設計です。
食事は「最後」に整う
不思議なことですが、睡眠が整い、日中よく動けて、姿勢が楽になる。この状態になると、食事を無理に我慢しなくても、自然と量や選択が変わってきます。
これは現場でも、研究でも一貫して見られる現象です。だからSun UPでは、
「まず食事を何とかしましょう」とは言いません。
まとめ|制限ではなく、設計へ
食事を整えるとは、食事を制限することではありません。
・食事管理だけでは長期的に続かない
・食欲は意志ではなく生理で決まる
・睡眠、運動、姿勢が食事を左右する
これらは、もはや感覚論ではなくエビデンスに裏付けられた事実です。だからこそ、2026年以降のダイエットは
「削る」から「整える」へ。我慢ではなく、設計へ。Sun UPは、そのための土台作りを全力でサポートしています。



