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- 2025.11.12
- ダイエット,トレーニング
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ピラティスを2年続けても変わらなっかった30代女性の話〜“姿勢から整える”本当の変化
はじめに
「2年通ったピラティスでも体は変わらない。なぜなら“支える姿勢の筋肉”が眠ったままだから」。この事実を知った時、彼女はようやく“動き”から“安定”へと視点を切り替えました。姿勢を整え、“使える柔軟性”と“支える力”を育てたその瞬間、身体の変化は明らかになりました。
このコラムでは、彼女がなぜ2年変われなかったのか、そこからどのように3ヶ月で変化を起こしたのか、そしてあなたが同じ壁を超えるために必要な“姿勢設計”の全体像をお伝えします。
第1章 ―2年続けても変わらなかったその理由―
1-1. 最初の期待と現実
彼女は30代、働きながらジム通い、休日はピラティスに足を運んでいました。「柔らかくなること=変わること」そう信じて、月4回、2年間。
しかし「ウエストラインが思ったほど変わらない」「ヒップアップしない」「肩こり・腰のだるさが消えない」――そのギャップに苛まれました。
この時点で気付き始めたのは、「動かしている」という感覚はあるが、“整っている”とは言えない体の状態でした。
1-2. “柔らかさ”だけでは不十分な理由
彼女の身体には明らかな柔軟性の改善が見られました。開脚・背中反り・胸を広げる動き。ところが、その柔らかさは“その場の動きの幅”を広げただけで、“日常姿勢・立位・歩行”の中で自然に使える状態には至っていませんでした。
これら“見えないクセ”が、柔らかくなった体を“形だけ変わったが使えていない体”にしていたのです。
1-3. “使える筋肉”と“眠っている筋肉”の差
柔軟性が上がると「大きな動き」が可能になります。しかし、姿勢を保つためには“小さな支える筋肉”が日常で働かなければなりません。
彼女がピラティスで鍛えたのは「動かす」方向が中心で、「支える・保つ」の方向が弱かった。このズレが「2年やっても変わらない」根本原因だったのです。
1-4. 日常姿勢の“リセットされない”クセ
さらに問題だったのは、レッスン以外の時間。立ち仕事で骨盤前傾、デスク作業で背中丸め・肩が内旋、スマホ操作で首前傾・顎突きなど
こうした毎日の習慣が、せっかくのレッスン効果を“戻す力”として働いてしまっていました。つまり、彼女は“変わるために動いていた”けれど、“変わった姿勢を保つ仕組み”を持っていなかったのです。
第2章 ―Sun UPで行った姿勢再設計アプローチ―
2-1. 現状診断と“姿勢のどこがズレているか”の可視化
Sun UP梅田中崎町店では、まず「姿勢の現在地」を調べました。
(計測)(触診/視診)(重心測定)この診断により、彼女の体が「反り腰+肋骨上方変位+脚外側重心」というアンバランスな構造になっていることが分かりました。この可視化が、次の“整える”フェーズへの第一歩となりました。
2-2. 整体での骨格・関節アプローチ
次に整体セッションで、骨盤・胸郭・肩甲骨・足関節の連動を整えました。これによって、彼女の体はレッスン時だけでなく“日常に戻っても崩れにくいポジション”を手にしました。
2-3. トレーニングで“支える力”を育てる
整体による“整える”が終わった後、トレーニングでより刺激を入れていきました“動かす”ではなく、“姿勢を保ちながら動く”形式が、彼女の体を本質的に変える鍵でした。
2-4. 日常習慣
朝夜のリセット:簡易ストレッチ+深呼吸習慣で“眠っている姿勢筋”を翌朝起こす
このように“整える→支える→動く→日常保つ”の循環をつくりました。
第3章 ―変化が現れたその瞬間―
3-1. 2ヶ月で出た具体数値
彼女がセッションを始めてから2ヶ月後、次のような変化が見られました:
- ウエスト −5cm
- ヒップアップによる脚長効果(脚が長く見える)
- 肩甲骨周囲の硬さが軽減、肩こり消失
- 「呼吸が深く」「立っているだけでお腹が“引き上がる”」という実感
これらの数値や実感が、彼女にとって“ただ動いていた”状態から“使える体”への転換を物語っていました。
3-2. 変化を実感した言葉
彼女は次のように言いました:
「今まで“ピラティスしてる”という実感はあったけど、“体が支えられてる”感じはなかった。
今は立つ・歩く・座るのすべてで“あ、効いてる”と分かる」
この言葉こそ、「変わった」という実感そのもの。“変化するプロセス”を体感できた瞬間です。
3-3. 変化が継続した理由
数値が変わるだけではなく、彼女が継続して体の変化をキープできたのは、次の要因があったからです:
- 整えた骨格・姿勢軸が“日常で崩れにくい”状態に変わった
- 支える筋肉=姿勢筋を日常動作でも使えるようになった
- 生活習慣(立ち・座り・歩き・スマホ姿勢)に“姿勢”というフィルターがかかった
これにより、「また元の状態に戻る」スパイラルではなく、「変化を維持する」サイクルが生まれました。
第4章 ―柔らかさの次に必要な“安定”という名の力―
4-1. 柔らかさ=スタートラインだが目的ではない
“柔らかくすること”=可動域を広げること。確かに重要です。でも“動ける体”と“使える体”は違います。
可動域が広いだけで、荷重時・負荷時・疲労時に“支えられる体”でなければ見た目・機能ともに変化は起きにくいのです。
4-2. 支える力=姿勢設計の核心
ここで言う“支える力”とは、
重心がぶれずに立てる感覚 骨盤・肋骨・肩甲骨が連動して動けること 呼吸・荷重・動作が一体化した体の使い方
これこそが、彼女を変化に導いた“姿勢設計”の核心でした。言い換えると、「整える → 支える → 動かす」この順序が、運動・トレーニング・整体を進める上での黄金の流れです。
第5章 ―あなたも“変わる体”を手に入れられる3ステップ―
5-1. ステップ1:「整える」
まずは自分の姿勢を“見える化”しましょう。日常で気になること(立ち姿・座り姿・歩き姿・スマホ姿勢)をメモしてください。
次に、専門家(整体/姿勢診断)とともに“どこがずれているか”を確認します。
5-2. ステップ2:「支える」
柔軟性を活かした“支える力”のトレーニングを始めましょう。止める、動く、負荷を乗せる、コントロールまで
5-3. ステップ3:「日常で使えるようにする」
ここが最も見落とされがちです。柔軟性・支える力が育っても、日常動作で使えなければ“効果が戻る”だけ。意識的に出来るようになれば
日常に落とし込む
この3ステップを繰り返すことで、“変化を保ちながら進化する体”が手に入ります。
―まとめ―
「柔らかさを得た後に必要なのは“安定”です」。動けるだけでなく、支えられる身体が“変わる体”を作ります。そして、整える→支える→動かすという流れを日常動作まで落とし込むことで、あなたの身体は“変化を保ちながら進化する状態”になります。もし“ピラティスを2年やっても変わらない”と感じているなら――
それはあなたの身体が“支える仕組み”をまだ手に入れていないだけです。ぜひ、姿勢からのアプローチを日常に取り入れて、新しい自分と出会ってください。



