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- 2025.10.08
- ダイエット,トレーニング,食事管理
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なぜ短期ダイエットはリバウンドするのか?リバウンド後、わずか2割しか再び痩せられない現実
「一度は痩せた。でも、数ヶ月〜1年で元に戻った」——これは珍しくありません。
研究や現場の報告を総合すると、短期ダイエットの多くは数年以内にリバウンドし、しかも一度リバウンドした後に“自力で再び痩せきる人”は2割程度にとどまると見られます。
でも安心してください。これは意志が弱いからではなく、体と行動の“仕組み”に逆らっていたからです。仕組みを組み替えれば、再現性は上がります。
なぜ戻る?リバウンドの生理学
1) 代謝適応(節約モード)
急なカロリー制限をすると、体は「省エネ化」します。
- 安静時代謝が下がる
- **NEAT(日常の無意識活動)**が落ちる
- 省エネになった体で、制限前と同じ食事に戻る → 以前より太りやすい
2) 筋肉量の流出
体重だけ追う減量は、筋肉も削る。筋肉は“カロリーを燃やす器官”。
- 筋量↓ → 基礎代謝↓ → 太りやすい体質へ
3) 食欲ホルモンのリバウンド
短期の強い制限は、**空腹シグナル(グレリンなど)**を強め、満腹シグナルを鈍らせます。
- 「終わった瞬間に食欲が暴発」→ 反動食いの温床
4) 腸内環境・浮腫み・水分
極端な糖質・塩分操作は体重の上下を“水分”で誤魔化すことも。
- 「落ちたと思ったら一気に戻る」=脂肪ではなく水の増減が大きいケース
続かない?行動科学の落とし穴
1) 意志力頼み
やる気は波。環境>意志力が原則。
- ベッド脇のスマホ、家に常備のお菓子、遅い会食…環境が敵だと習慣は崩れる。
2) “全部 or 何もしない”思考
1回外したら「今週はもういいか」。完璧主義が継続率を下げる。
3) 予約という外部トリガーの喪失
パーソナル卒業後、**予約(外部強制力)**が消える。
- 同じルールでも、自分で起動する設計に変えないと定着しない。
4) 目標が“数字だけ”
体重が停滞=失敗、ではない。行動KPI(たんぱく質g、歩数、就寝時刻など)に置き換えられないと折れる。
パーソナルを“やめない”ことが最大の鍵
多くの人が失敗するのは「パーソナルジムを急にやめてしまう」こと。
短期間で成果を出したとしても、そこからゼロに戻すように通わなくなると、生活のリズムもサポートも一気に途切れてしまいます。
そこで大事なのは “フェードアウト”ではなく“フェードダウン”。
- 週2回通っていたら、週1回にする
- 毎回60分だったら、月に2回は30分で調整する
- サポートをゼロにせず「見てもらう回数」を減らす
こうやって徐々に自力ベースに移行していくのが、長期的な成功の秘訣です。
6〜7割の実践でいい
よくある落とし穴は「完璧にやらなければ意味がない」という思考。
実際には “6〜7割の実践”でも十分に成果は維持できます。
- たんぱく質を摂れない日があってもいい
- 歩数が目標に届かない日があってもいい
- お酒や甘いものも時には楽しんでOK
大切なのは「ゼロにしないこと」。
完璧主義を手放し、続けられる範囲で積み重ねることが、リバウンド防止の最大のポイントです。
“制限”の考え方をなくす
リバウンドの根本原因の一つは「食事=制限」と思い込んでしまうこと。
一生続けるのに“我慢”だけではメンタルがもちません。
- 食事は減らすものではなく、整えるもの
- 「これ食べたらダメ」ではなく「これを優先して食べる」
- 体型維持は“制限”ではなく“選択”の積み重ね
この考え方に切り替えるだけで、食事ストレスが減り、自然と継続できる習慣に変わります。
次の目標を立てる
ダイエットが成功しても「目標達成=ゴール」ではありません。
次の目標を設定することで、モチベーションを自然に保てます。
- 「−10kg」から「体脂肪率キープ」へ
- 「お腹痩せ」から「姿勢を整えて若く見える体型」へ
- 「数字」から「見た目・快適さ・パフォーマンス」へ
目標をシフトすることで、**一生続く“健康プロジェクト”**に変わっていきます。
Sun UP流:高額短期ではなく“1年ベース”だから続けられる
Sun UPでは「2ヶ月で−10kg!」のような短期・高額プランは基本にしていません。
私たちのお客様は、1年ベースで“無理なく自分のペースで通う”スタイルが多いのが特徴です。
- 「週1回でコツコツ」でもいい
- 「忙しい時期は隔週」でもOK
- 「整体メインで体を整えながら」でもアリ
この柔軟性があるからこそ、卒業後にゼロに戻らない。
習慣として生活に落とし込めるため、リバウンドを防ぎ「最後のダイエット」に繋がります。